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健康づくりHEALTH PORMOTION
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たばこ🚬について知ろう!~喫煙が及ぼす健康影響について~
2024/11/11
滋賀県の喫煙率は11.0%(男性19.3%、女性4.2%)※1 です。
平成28年の全国調査※2 において、男性の喫煙率が全国で一番低いことがわかりました。
喫煙率の低さが、たばこに関連する病気の発症リスクを抑え、長寿につながった可能性があります。
このページでは喫煙と健康についてお伝えします。
※1 令和4年(2022年)度「滋賀の健康・栄養マップ調査」
※2 厚生労働省 平成28年国民健康・栄養調査
1喫煙が及ぼす健康影響について
2受動喫煙防止対策
3禁煙支援
4リンク先
1喫煙が及ぼす健康影響について
たばこ(「紙巻きたばこ」と「加熱式たばこ」)の煙(蒸気)について
依存性のあるニコチンをはじめとして約5,300種類の化学物質が含まれ、その中には、約70種の発がん性物質が含まれています。これらの物質はのど、肺などたばこの煙に直接触れる場所だけでなく、血液を通じて全身に運ばれます。
たばこの煙の種類
喫煙者が吸う「主流煙」
たばこの先端から発生する「副流煙」
主流煙の一部が呼気によって排出される「呼出煙」(こしゅつえん)
受動喫煙とは
副流煙と呼出煙によって生じるものであり、健康増進法では「人が他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされること」と定義されています。
副流煙に含まれる有害化学物質は主流煙に含まれる物質より多い物質もあり、喫煙していなくても、たばこの煙が及ぼす健康影響を受けてしまいます。
たばこの煙が及ぼす健康影響
◆喫煙することで罹患リスクが上昇すると明らかになっている疾患
(引用元:国立がん研究センター
「喫煙の健康 望まない受動喫煙を防止する取り組みはマナーからルールへ」(2020年4月))
◆若年層の喫煙と健康
令和4年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下がりましたが、健康影響の
大きい喫煙と飲酒に関する年齢制限は引き続き20歳からとされています。
若年期はたばこの煙に含まれる有害物質の影響を受けやすく、喫煙開始年齢が早いほど喫煙と関連する病気になりやすいと明らかにされています。
◆受動喫煙の結果、罹患リスクが上昇することが明らかになっている疾患
(引用元:国立がん研究センター
「喫煙の健康 望まない受動喫煙を防止する取り組みはマナーからルールへ」(2020年4月))
2受動喫煙防止対策
令和2年4月1日から改正健康増進法が全面施行され、多くの方が利用する施設等で「望まない受動喫煙」をなくすこと、健康への影響が大きい子どもや患者のみなさんへの配慮、施設等の種類に応じた受動喫煙防止対策が取り組まれています。
ポイント
- 多くの施設において原則屋内禁煙(病院や学校・行政機関:原則敷地内禁煙 飲食店・オフィス等:原則屋内禁煙)
- 屋内での喫煙は喫煙室のみ可能
- 20歳未満の方は喫煙エリアに立ち入り禁止
- 喫煙室がある場合、施設入り口と喫煙室入り口に標識掲示が義務付け
標識例
3禁煙支援
たばこの煙に含まれるニコチンには依存性があり、やめようとしてもやめにくい状態になってしまいます。禁煙を希望するみなさんが上手に禁煙するために医療機関や相談機関、補助ツールを活用しましょう。
①薬局等で販売している禁煙補助剤(ニコチンパッチ/ガム)を使用
②医療機関での禁煙治療(保険適用もあります。)
③禁煙支援アプリの利用(禁煙仲間と一緒に禁煙記録が可能です。)
④滋賀県薬剤師会が認定する「禁煙支援薬剤師」に相談
お近くの禁煙相談のできる薬局、禁煙出前講座の案内など、詳細については、下記のホームページを参照ください。
●一般社団法人滋賀県薬剤師会ホームページ「禁煙支援薬剤師」
禁煙支援薬剤師 | 県民の皆様へ | 一般社団法人 滋賀県薬剤師会 (shigayaku.jp)
4 リンク先
●受動喫煙防止対策についてもっと知りたいなら・・・
厚生労働省Webサイト「なくそう!望まない受動喫煙。」
●喫煙が及ぼす健康影響について学ぶなら・・・厚生労働省 「e‐ヘルスネット 喫煙」
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