vol.48
エリア | 県内全域 |
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URL | https://www.voiceyoga.jp/ |
健康に関する情報や、様々な健康に関する豆知識を分かりやすくご紹介いたします。
vol40
2023/12/21
「喉トレ健康かるた」を体験するイベントが、12月12日(火)大津市民会館にて開催されました。
「喉トレ健康かるた」は、一般社団法人日本声ヨガ協会が「声を出して、楽しく元気に健康に!」をコンセプトに介護レクアイテムとして作成しました。勝ち負けを競うというよりは、各札のお題に全員が一丸となって挑戦することで、互いの名前を呼び合い、声をかけ合いながらコミュニケーションが生まれる新感覚のかるたです。手遊びやクイズをしたり、会話が生まれることで、楽しみながら嚥下機能アップ、介護予防にも取り組めます。
会場には大きな笑い声が響き、自然と周りの人との交流が生まれていました。
ご夫婦で参加された方は、「図書館でチラシを見て初めて参加しました。声ヨガは聞いたことなかったけど、最近むせたり、飲み込みにくい感じが気になっていたので来ました。」と話されていました。
「一般社団法人日本声ヨガ協会」は、令和5年度「健康しが」活動創出支援事業費補助金団体です。
今回は、イベントを主催された一般社団法人 日本声ヨガ協会の理事、岩見知香さんにお話しをお伺いしました。
私は、フリーアナウンサーとして声を使う仕事をしてきましたが、妊娠を機に、声が出なくなってしまうという体験をしました。切迫早産になり、筋肉を緩める点滴を受けながら長期間寝たきりで過ごしたことで、全身の筋肉が衰え、物を飲み込むことに違和感を覚え、普段の声も出しづらく、仕事場で無理に声を出し喉枯れになり、病院通いが続きました。
そこで出会ったのが、声ヨガです。声ヨガでは、発声、呼吸、瞑想をベースに身体と心をほぐしながら、気持ちよく声を出します。声を磨くことで自信につながり、笑顔が増え、心も整っていきました。声の出しづらさを感じている方、声に自信のない方に、声を取り戻した経験をもとに声ヨガの良さをお伝えしていきたいです。
また、発声する筋肉と飲み込む筋肉はほぼ同じなので、発声プラス嚥下機能の向上も期待できます。それを、楽しみながら行おうというのが、この「喉トレ健康かるた」です。
歳を重ねると、飲み込みにくさやむせ、食べこぼしや声のかすれを感じている方も多いと思います。また、新型コロナウイルスにより、ここ数年、食事や会話を楽しむ機会を制限してきたことで、喉の力が低下し、食べる力、会話する力が衰えているかもしれません。
「喉トレ健康かるた」は、会話札、運動札、呼吸札、挑戦札、歌札の5種類で構成されています。
会話札では、例えば「いま感謝を届けたい相手は誰ですか」というお題で周りの人と会話します。会話をすることで、挨拶を交わすだけだった間柄からぐっと心の距離が縮まり、親睦が深まります。
運動札では、声ヨガならではのストレッチや唾液を出すマッサージなどもします。「あ~気持ちいい」と声が漏れたり、「飲み込みにくい感じがあるので、食べる前にやってみます」と話される方もおられました。
挑戦札では、「右手が勝つように両手で連続ジャンケン」のお題に挑戦します。最初は「グー」「チョキ」「パー」と声を出しながらゆっくり挑戦し、さらに上級編では「だるまさんが転んだ」と言いながら挑戦します。できないこと、失敗することも、みんなと一緒なら自然と笑いが起こります。ちょっと難しいことに挑戦することが、認知症予防や介護予防には大切です。
このように、かるたをとった後のお題に取り組むことで、コミュニケーションにつながり、楽しく介護予防もできます。
おしゃべりすること、笑うことが最近少ないな、お友達がほしいなと感じている方、「喉トレ健康かるた」が始まれば、いっぱいしゃべって、いっぱい笑って、もう仲間です。
嚥下機能向上のための「喉トレ」はもちろん、思い出す、手先を使う、歌う、会話する、笑う・・・「喉トレ健康かるた」で心も身体も健康になってもらいたい!と願っています。人とのつながりから生まれる充足感や幸福感が、健康長寿には欠かせないと私たちは思っています。これからも色々な場所で、この「喉トレ健康かるた」を楽しんでいただけるよう発信していきたいと思っています。
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