vol.50
◇活動場所:高島市立新旭公民館(高島市観光物産プラザ多目的ホール) ◇活動日:毎月第2水曜日 |
健康に関する情報や、様々な健康に関する豆知識を分かりやすくご紹介いたします。
vol50
2024/12/18
ホールから響く美しい歌声
1か月に1度の活動日を心待ちにしている人たちが集う場所「歌声喫茶 うたごえ浜かぜ」。
2009年、歌好きの人数人が集まってスタートしてから、まもなく16年。
平均年齢80歳越えというメンバーのイキイキとした姿から、「健康」でありつづけることのヒントを教えてもらいました。
毎月第二水曜日に開催される、うたごえ浜かぜの活動場所は高島市観光物産プラザ多目的ホール。
新旭町の中で一番の大きいこのホールには、毎回80名ほどの人が集います。
参加者は、介護施設から通ってくる人や、電車に乗ってくる人、家族に送迎してもらったり、バスで来たりと様々。中には片道40分ほどかけて参加する人もいるのだとか。
活動内容は・・・約2時間半、全員で楽しく歌を歌うこと
一部と二部の間に30分の休憩タイムがあるものの、この日のプログラム内容は24曲。そのバイタリティはすごいものがありました。
ピアノとギターの生演奏をバックに歌う姿は、とても楽しそうで、見ているこちら側も思わず笑みがこぼれます。
分厚いお手製の歌集には約400曲が収録されており、その中から毎月のプログラムが構成されます。
曲の内容はその時の季節にあった曲や、民謡、昭和歌謡、ときには朝ドラに使われた若い人の曲も含まれて、多種多様です。
会場にはリクエストボックスがあり、参加者がそこに自分が歌いたい曲の希望を入れておくと、次回のプログラムに採用されることもあるそう。
大所帯の浜かぜを支えているのは9名の運営委員の皆さん。6年以上同じメンバーで協力しながら運営されています。
プログラムの作成や当日の運営はもちろんのこと、会のルール作りや、参加者へのフォローなども担います。
100名の会員を班分けし、それぞれが担当する会員を固定。欠席者は自分を担当してくれている班長に欠席連絡をすることで、次回参加の人数を把握する仕組みになっています。
参加者の中には開催日をうっかり忘れてしまう方も多く、そのような傾向にある方には直前に開催のお知らせ連絡をするなど、手厚いフォローをすることも。平均年齢が80歳を超えているので、ケガや病気で参加が難しくなる方もおられます。それぞれに担当会員を決めることは、運営をスムーズにするだけでなく、会員の健康状態の確認にも役に立っているそうです。
「ご家族に不幸が続き、休みがちになって参加されなくなった会員の方がおられました。うちひしがれておられる姿を見て、復帰されるよう何度もお誘いに行きました。今では元気を取り戻されて毎月かかさず通ってきてくださっています。」
「杖をついて来て、帰りに杖を忘れて帰られた方もいます」
など、浜かぜへの活動参加は確実に健康維持に役立っています。
地域柄、一人暮らしの方も多いそうですが、ここに来て顔なじみの人に会って、話をすることも嬉しいのだとか。
同じ楽しみを共有できる仲間の存在は生きる力につながっているようです。
参加者が率先して会場準備や片づけをする。
会がスムーズに運営できるよう、みんなが協力している姿が印象的でした。
心と体が元気になる、この地域にとってかけがえのない活動がモデルケースとなり、他の地域へと広がっていくことを願います。
◇活動場所:高島市立新旭公民館(高島市観光物産プラザ多目的ホール) ◇活動日:毎月第2水曜日 |
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